木枯ノ森
こがらしのもり
安倍川最大の支流「藁科川(わらしながわ)」が安倍川に合流する手前にある川中島で、森はお椀を伏せたような丘を形成し、小さな島は木々に覆われています。「枕草子」のころから、駿河国の歌枕として親しまれてきた場所です。また、本居宣長が撰文を刻んだ石碑「木枯森碑」も森の中に佇んでいます。
木枯ノ森の中には石段や鳥居などが見受けられ、頂には木枯八幡宮があり八幡神が祀られていましたが、度重なる災害や参拝の困難さから羽鳥八幡神社にご神体は移されました。毎年9月頃に、羽鳥八幡神社から八幡様が木枯ノ森へ「本家帰り」する祭りが行われています。
川の真ん中にあるため周囲には駐車場もなく、木枯ノ森に渡るための橋なども整備されていないため、訪れるには川の中を通らなければなりません。静岡の不思議な秘境スポットです。
住所 | 〒421-1215 静岡市葵区羽鳥 |
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電話番号 | 054-251-5880(するが企画観光局) |
交通案内 |
しずてつジャストライン藁科線「服織中学校前」下車徒歩10分 または牧ケ谷線「牧ケ谷」下車徒歩5分 駐車場がないため、車での訪問はお勧めしません |