深かった。静岡茶の底力を思い知らされた。
駿府静岡のお茶
静岡県は全国の茶園面積の40%、荒茶生産量の35%を占めて日本一。その荒茶取引の中心を担うのが静岡市。だから日本茶の都は静岡市ということになる。それはもちろん数字だけの話ではない。特に知っておきたいのは、日本一競争が激しく常に研鑽しあっているから、何より人材の層が厚いということだ。お茶の品質を管理し仕上げる、茶匠たちのレベルの高さにおいてこそ、駿府静岡市は日本一なのだ。
実際、静岡市葵区の茶町を中心とするこの日本茶の都には、人間を超えて神さまと呼びたくなるほどの、お茶を知りつくした茶匠たちが活躍している。静岡茶に癒やされる幸福を味わいながら、神さまに出会う幸運にも恵まれる。それが日本茶の中心地、静岡市の底力だ。