東京みたいに何でもある。東京と違って緊張しない。
プチ大都会
東京にあるようなデパートの類が、駿府静岡市に全部あるとまではいえない。しかし、これがなかなかすごいもので、松坂屋、伊勢丹、丸井、パルコ、109、マークイズなど、東京なら渋谷あたりに相当するほど充実している。
何よりも、駿府城下町のころから続く呉服町、紺屋町、七間町といった町並みは、今も県都の中心市街地として買い物客を集め、その賑わいは衰えない。
静岡市に買い物にきて、特にうれしいことが2つある。まず1つめは、店員さんが心優しい人ばかりだということ。来てみればわかるが、実際女性も男性も優しい人が多いのだ。そして2つめは緊張しないということ。東京のように人混みをかきわけて歩くこともないし、慌ただしさや、不要な緊張感もない。
家康公を育て、家康公が築いた駿府の町。おそらく登呂遺跡の時代から、この地はどこよりも恵まれて豊かな土地でありつづけたのだろうと想像する。