「巨大な石はどこからやってきたの?」 石垣(いしがき)のふるさと
静岡市産女(うぶめ)の郷土史研究家、小野田護(まもる)さんの長い間の研究で、石の一部は藁科(わらしな)川の奥から運び出されたことがはっきりしました。
昔から藁科(わらしな)川の方から切り出したという言い伝えはあったのですが、はっきりしていませんでした。
小野田さんは、刻印のどれかと同じものが藁科川沿(ぞ)いのどこかで発見できれば石垣のふるさとが証明できると考え、時間をかけてあちらこちらを探(さが)し調べたところ、ついに石垣の刻印と同一(どういつ)のものを見つけ出したのです。
では、他の刻印(こくいん)が刻(きざ)んである石はそれぞれどこから切り出されたのでしょうか。
散歩(さんぽ)しながら刻印をながめるのも楽しいものです。