家康公を研究するために
郷土の江戸時代関連資料 - 家康公の地元・駿府関係書籍案内
以下の史料は、必ずしも家康公に直結する史料ばかりではないが、駿府〔静岡〕の江戸時代を知る好著であるため掲載します。
書名 | 編著者名 | 発行年 |
和歌駿河草 | 志貴昌澄 | 寛延2年〔1749〕 |
駿河の国の和歌を編纂したもので、浅間総社神の主志貴昌澄がまとめたもの。 | ||
駿河志料 | 中村高平 | 文久元年〔1861〕 |
駿河の国の地誌であり、浅間神社神主が編纂したもの。村々を単位として記述され、徳川家康との事績も知ることが出来る好著。 | ||
駿府政事録 | 林羅山 | 慶長6-元和2年〔1601-1616〕 の家康公の駿府での記述 |
林羅山が記述したと伝えられ、家康の駿府大御所時代を知るために欠かすことの出来ない貴重な記録である。 | ||
駿府土産 | 大道寺友山 | 明暦年間〔1655-57〕 |
家康のエピソードなどを集めた記録として貴重。 | ||
駿府公益 | 不詳 | 不詳 |
駿府城下町に関連した、町の出来事を事細かく記し、江戸時代の駿府を知る好著。 | ||
駿河国志 | 榊原長俊 | 宝暦3-天明3年〔1753-83〕 |
駿河地域の地誌 | ||
駿河めぐり | 松平定常 | 寛政8年〔1796〕 |
松平定常が、駿河の名所旧跡を記したもの。 | ||
駿河国志補遺 | - | 寛政9年〔1797〕 |
駿河国志の追加として編集されたもの | ||
駿府風土記 | - | 安永年間〔1772-80〕 「駿府明細記」と同じ |
駿府の地誌であり、また駿府の年中行事や産物なども記したもの。 | ||
日毎の富士 | 池田安平 | 文化5年〔1808〕 |
駿府とその周辺を記した名所旧跡めぐり。 | ||
駿府志略 | 羽倉外記 | 文政12年〔1830〕 |
「駿河府志・駿府小志」と同じ | ||
名遠曽里能記 | 加藤正行 | 天保13年〔1842〕 |
大御所家康公の出来事を編纂し、それぞれの寺社や土地での出来事をエピソードのような形で収録したもの。家康の日常の出来事を知る好著でもある。 | ||
駿河雑誌 | 阿部正信 | 天保13年〔1842〕 |
大御所家康公の出来事を編纂し、それぞれの寺社や土地での出来事をエピソードのような形で収録したもの。家康の日常の出来事を知る好著でもある。 | ||
駿河安蘇備 | 永田可安 | 嘉永4年〔1851〕 |
駿河地域の江戸時代後期の様子を知ることが出来る好著 | ||
駿河名勝志 | 川合長行 | 天明3-6年〔1783-86〕 |
駿河各地の名所旧跡案内、同様な史料として「駿河名所記」がある | ||
駿河随筆 | 阿部正信 | - |
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駿河志 | 阿部正信 | - |
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駿河記 | 桑原藤泰 | 文政3年〔1820〕 |
駿河一体の極めて精査された貴重な地誌 | ||
駿河国巡村記 | 山梨玄度 | 文政年中〔1818-25〕 |
駿河地域の村々の現状を巡回した記録として貴重 | ||
駿河国新風土記 | 新庄道雄 | 文化13年〔1816〕 |
「駿河志料」と同様に、村毎に地域の歴史や寺社の由緒なども記した便利な書籍。 | ||
駿河国雑志 | 花野井有年 | 嘉永5年〔1852〕 |
駿府の医師であり国学者が駿河関連の歌その他を記したもの | ||
俳諧裾野集 | 瓦松斎肆山 | 嘉永4年〔1851〕 |
俳諧集 | ||
駿河名所図会 | 中島島岳 | 安政4年〔1857〕 |
駿河国内の名所旧跡を絵図を加えて記したもの | ||
駿府年行事早操 | - | - |
駿府城下町での行事一覧 | ||
駿清遺事と駿清本別集 | - | - |
大御所時代の清水港とその周辺の歴史的出来事を記した貴重な記録 | ||
安倍紀行 | 桑原黙斎著 | - |
江戸末期の地誌、特に大井川と藁科川源流に暮らす人々の様子を記した貴重な記録 | ||
嶽南史 | 鈴木覚馬著 | - |
駿河国を中心とした歴史的事柄を、あらゆる角度から史料を集め編集した便利な図書。大御所の事績についても記述が多い |