大御所・家康公史跡めぐり
札ノ辻町
札ノ辻町 | 七間町と呉服町の交差する近辺、伊勢丹の前に石柱あり |
駿府町奉行所が掲示した高札が掲げられていた場所、つまり七間町と呉服町が交差する四辻にあった町が札ノ辻町である。地名の通り、高札場があったことに由来する。地内には駿府城御用達のお菓子屋をはじめ、古いのれんのある店が多くあった。地内の難波屋仁左衛門は、町口加番の本陣をつとめ、公私ともに駿府城内の諸役を命ぜられていた。駿府城に出入りした武家・僧侶・公家たちがこの本陣に宿泊し、また大御所との面会までの時間をここで待っていた場所でもある。