大御所・家康公史跡めぐり
巴川の河童(稚児橋)
巴川の河童(稚児橋) | 静岡鉄道入江岡(新清水から2分)下車、徒歩約5分 |
庵原郡江尻駅〔宿〕に巴川がある。伝承によると、慶長16年(1611)9月、家康公の命令でここに橋が架けられた。渡り初めで、一番年老いた夫婦が先頭を歩いていたが、巴川より奇児が突然現れて橋の上を駿府の方角に歩き去ったという。このためこの橋を稚児橋というようになった。これは河童の類といわれている。〔駿国雑誌〕
その後安倍川に橋が架けられると、その橋を稚児橋と呼んだ。しかし、現在は安西橋と呼んでいる。