大御所・家康公史跡めぐり
清水寺
清水寺 | 葵区音羽町27-8、静岡鉄道音羽町駅下車徒歩約5分 |
清水寺は「清水さん」と呼ばれ、寺号の清水寺は京都東山の清水寺に似ていることから名付けられたという。昔から観音霊場として親しまれ、創立は今川時代の永禄2年〔1559〕に遡る。今川義元の母〔寿桂尼〕の開創で、寿桂尼は実子(今川8代氏輝)の菩提寺として創建した真言宗の寺。
徳川家康公は駿府城にいた頃、しばしばこの寺に参詣し本堂を寄進し、念待仏の恵心僧都作という千手観音の像や寺領を寄進した。この寺の住職秀尊阿闍梨とは親しく、陣僧〔戦争に同行する僧〕として行動をともにしていたことは注目したい〔静岡市の史話と伝説〕。
見所
家康公寄贈の観音堂 名句碑 浅間造営を記念した梵鐘〔明治44年改鋳されたもので徳川慶喜公と徳川家達公の文字が鐘銘として刻まれている〕国分寺文書 佛頭 長谷寺文書を所蔵 虚無僧寺の跡 虚無僧の墓