大御所四百年祭記念 家康公を学ぶ

大御所・家康公史跡めぐり

増善寺

大 中 小
増善寺 葵区慈悲尾302、JR静岡駅から千代慈悲尾線バス25分、慈悲尾南下車

今川家に家康公が人質の時代、竹千代は増善寺の等膳和尚と岡崎時代から顔見知りのため、常日頃人質の身を労わってくれる等膳和尚を慕っていたという。そのため、しばしばお寺を訪れた伝承がある。
 ある日のこと、竹千代がお寺を訪れ、寺の参道で小鳥を捕っていたところ、村人から「この寺は殺生禁断の地、そんな場所で鳥を捕らえるとはとんでもない」と叱られたという。〔詳しくは『家康公の史話と伝説とエピソードを訪ねて』を参照して欲しい〕。この縁から、寺には大御所家康公から拝領されたという天目茶碗・団扇・火縄銃・手水桶〔静岡市文化財資料館にて展示〕などが寺宝として伝わっている。

見所
今川家古文書類〔静岡市指定文化財〕 紺紙金泥経〔鎌倉時代〕今川氏親の墓、松平豊前守勝政〔初代城代の墓〕、安部七観音の霊場

次へ 戻る

ページの先頭へ