大御所・家康公史跡めぐり
内牧の結成寺
内牧の結成寺 | 葵区内牧691-1、JR静岡駅から西ケ谷線バス約30分、内牧公民館下車徒歩約5分 |
家康公と親しくしていた中興開山〔途中で寺を復興させた人〕南寂豊公元始和尚は、しばしば駿府城に召し出されては御物語をしていたという。こうした経緯から、和尚が没すると石塔を建ててくれたという。結成寺の中に、昔は八幡宮があり、その御正体の掛仏が寺宝として有名。
また内牧は、今川氏が安倍城の南朝勢力を陥落させる以前の南朝勢力の駿河の拠点であった。このため、内牧の背後に聳える山が安倍城である。城主に著名な狩野貞長がいたため、狩野橋の名で安倍川に現在の橋が架けられている。
その後安倍川に橋が架けられると、その橋を稚児橋と呼んだ。しかし、現在は安西橋と呼んでいる。