大御所・家康公史跡めぐり
宝泰寺
宝泰寺 | 葵区伝馬町12-2 JR静岡駅より徒歩約3分 |
駿府城下町でも由緒の有る寺で、かつては七堂伽藍を備えた臨済宗の寺である。大御所時代には、朝鮮通信使の休憩所に充てられ、東海一綺麗なお寺として知られ、徳川家康が朝鮮との友好の絆としてはじめた朝鮮通信使が駿府に来た折には、使節をこのお寺で接待した。また一般に知られていないが、琉球王朝の使者の宿泊にも使われた。お寺の境内には、キリシタン灯篭や幕末の儒者として知られた山梨稲川の碑がある。
古史料によると、家康より葵紋の入った拝領の菓子鉢があったという。